ノア★コイン 【フィリピンについて解説】
【フィリピンについて・・・】
面積 300,000㎢
首都 マニラ
通貨 フィリピン・ペソ
人口 103,320,222人(2016年)
フィリピン共和国は東南アジアに位置する共和国家である
ASEAN最注目国、急激な経済成長が始まっているフィリピン
1967年に
5か国によって結成された地域でさらに
の10ヵ国が今、加盟しています。
東南アジア全域の10ヵ国がまとまることによりASEAN10と呼ばれます。これにより人口5億人を超える集合団体となりました。
さらにASEANと日本・中国・韓国の3ヵ国(ASEAN+3)の首脳による会合が定例的に開催されています。
地図を見ると、フィリピンは台湾のすぐ南にあり、成田から4時間ちょっとで時差はたったの1時間と東南アジアの中でもかなり日本に近いところにあります。
大まかに
●首都マニラのあるルソン島
●南のミンダナオ島
3つにわかれ、言語もそれぞれ違います。
基本的には常夏で、雨季と乾季があります。
金額も往復で日本から40,000円~60,000円ほどです!!
【フィリピンの公用語】
国語はタガログ語で、公用語は英語とタガログ語です。ノンネイティブの中でビジネス英語力1位という調査もあり英語初心者にとってはすごくわかりやすい英語を話してくれるので英語留学が盛んです。
【フィリピンの人口】
日本は平均年齢46.5歳で人口1億2700万人です。フィリピンは、最近人口が1億人を越えASEAN中ではインドネシアに次ぐ2位です!!平均年齢が23歳と若く、人口ボーナスが2045年まで続く見込みです。
今のフィリピンのこの形は1955年ごろの高度経済成長に入る直前の日本の人口ピラミットとよく似ていて、フィリピン経済が今後発展するであろうひとつの重要な根拠になっています。
【フィリピンの宗教】
国民の83%がカトリックです。それ以外はキリスト教が10%、南部ミンダナオを中心にイスラム教が5%ほどです。
もともと先にイスラム王国があったのですが、スペイン統治時代にキリスト教化が進んだ結果、フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国になりました。
【フィリピンの歴史】
1512年にスペインの支援を受けて、世界一周中のポルトガル人マゼランがセブ島に上陸し、キリスト教を布教しました。その際にマクタン島のラプラプ王と戦闘になり、マゼランは戦死しています。なので初めて世界一周をしたのはマゼランと思われがちですが、成し遂げたのは彼の艦隊であり、実は彼自身はセブで亡くなっているのです。
その後、スペイン統治時代が300年少し続き、独立運動が盛んになったところで1898年に米西戦争が勃発、その結果アメリカ統治時代が始まります。第二次世界大戦を経て独立を果たしますが、1965年から約20年間続いたマルコス独裁政権時の政治不安により、日本を含めた他国の企業進出が進まず、他のASEAN諸国に比べて展開が遅れていました。
【フィリピンの経済】
マルコス政権による混迷と、第二次オイルショックにより、1983年に対外債務のデフォルトにお追い込まれ「アジアの病人」とまで言われたフィリピンは1990年代までASEAN主要国の中で最下位の経済成長率でした。アジアの中でも貧しい国というイメージは、おそらくこの頃に付いたのかと思います。
ですが・・・
そこからは着実に成長を重ね、アキノ前大統領が就任した2010年には経済成長が7.6%まで上がりました。
2012年以降の経済成長率はASEAN主要国のなかでもトップクラスで、一人あたりのGDPが3000ドルを超えると予想されています。
この、3000ドルというのはひとつの経済指標で、ここを超えると一気に家電や自動車などの消費市場が加速するとされているようです。
現在のフィリピンのGDPは世界190ヵ国中36位です。(日本は3位)経済成長率はだいたい6%台(日本は1%くらい)です。
フィリピンGDPの半分以上を占めるのがサービス業で、それを牽引しているのが世界一位になったコールセンターやBPOまたOFWがフィリピンのGDPを支えています。
BPOとは・・・
(ビジネス・プロセス・アウトソーイング)企業運営上の業務やビジネスプロセスの一部を継続的に外部の専門的な企業に委託することで業務の一部ではなく、一連の流れをまとめて委託することが特徴です。
OFWとは・・・
(オーバーシー・フィリピーノ・ワーカーズ)海外に出て働くフィリピン人労働者を指します。海外で出稼ぎした外貨はフィリピン経済を支えており、送金額はGDPの10%以上を占めている。
フィリピンは政治混乱期があったため、ASEAN諸国に比べて直接投資が少なく、外資系の製造業の発達が進んでおらず、貿易収支がよくないです。(インフラが弱い理由のひとつです)その分の赤字をこのOFW送金による所得収支黒字がカバーしてトータルで黒字になっているというのが他の国との大きな違いです。
【まとめ】
高い英語力を持った人材が豊富なうえに、他のアジア諸国と比較しても若く、今後も人口ボーナスが続くことで経済成長が約束されたといえるフィリピン。もちろん依然高い失業率や貧富」の差、弱いインフラなど懸念する点が多々ありますが、それを吹き飛ばせるほどのポテンシャルを持っています。ビジネスや投資を行う環境としては絶好の環境と言えるでしょう。